女子プロレスラー木村花さんの突然の死。
SNSでの誹謗中傷が原因と言われている。
人気恋愛リアリティー番組「テラスハウス」の番組内での言動でSNSが炎上とか。
人格を否定するようなカキコミなどが多かったようです。
うーん…ちょっとSNS上の誹謗中傷について考えてみました。
目次
SNS上の誹謗中傷はなぜ起こる?
SNSの匿名性
やっぱり匿名で発言出来るのってデカいと思う。
他のユーザーから見ても、自分がどこの誰だかわからないから発言に責任持たなくていい。
だから思ったことを気軽に発言出来るもんね。
普段の、リアル(実生活)で言えないような過激な言葉のチョイスも出来るし。
リアルだったらこうはいかない。
学校や職場で汚い言葉で他人を罵れば、逆に自分が周りから白い目で見られる。
役職があれば自分の立場が悪くなるかもしれない。
周りの友人達から孤立するかもしれない。
まぁ、SNSなら自分のが誰なのかわからないし、都合悪くなったらアカウントを削除しちゃえばいいんだもんね。
木村花さんに誹謗中傷の言葉を浴びせた人達のように…。
で、何事もなかったようにアカウントを取り直してやり直せばいい。
自分がどこの誰なのかがわからないって、なんて気楽なんだろ
自分の中の正義との相違
自分の中の正義。
それに反する言動があると「それは違う!おかしいじゃないか!」と攻撃(口撃)しがち。
正義って悪いことじゃない。
でも…
正義に正解なんてないんだ。
みんなそれぞれの正義があるから。
100人いれば100通りの、「信じてる正義」がある。
みんなの中にある正義。
どの正義も自分の中では正しい。
だから、ちょっと厄介でもある
想像力の欠如
こんなこと言われたら、人格までも否定されたら…
自分だったらどう思うんだろう…?
そんな相手の立場に立って考えるような想像力が著しく欠如してるんだと思う。
相手の人格を否定出来るほど、自分ってそんなに凄い人間なの?
日々の鬱憤のはけ口
リアルはネットの世界ほど単純じゃない。
人間関係、仕事、勉強…自分の思い通りにはいかないことだらけ。
そんな自分の中でのイライラや劣等感。
そんなストレスのはけ口に自分よりも弱いものに向かう。
弱いものに攻撃して何が楽しい?
惨めにならない?
誹謗中傷するのは本能らしい…
サッカー選手の本田圭佑さんがTwitterでこんな発言をしていました。
だから紛争をなくして平和を実現したり、いじめをなくしたりする為には教育が最も大事だと思うんです。
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) May 25, 2020
なるほど。
本能を抑えるのは知性しかない。
だから教育が必要って訳ですね。
なんかしっくりきます。
誹謗中傷って今に始まった訳ではない。
ネットがあろうがなかろうが、昔からあることですもんね。
ネットの世界にもモラルやマナーがある
今は死語ですけど、昔はネチケット(ネットワークとエチケットの略語)って言葉がありましたが、ネチケットに疎い人もインターネット・SNSをやる時代。
ネット上のマナーやモラルを学ぶ機会も必要かもしれないですね。